会社の帰り道、霧みたいにふわふわした雨と夜風にあたったら、急に文章が書きたくなったので、macをひらいている。

今日、2年前からTwitterの相互フォロワーだった京都の女子大生が私に会いにきてくれた。当時私はまだ会社を辞めたばかりで、さみしくフリーランスみたいなことをやっていて、「年下のお友達がほしい」とTwitterに書いた時に「まいさんと友達になりたいです」と連絡をくれた – 当時島根の女子高生だった。あれから時間が過ぎて、私は起業して、そしてまた起業して、彼女は大学生になって京都に住むようになって、記事のライターなどをやっている。初めて会ったのに、もうずいぶん昔から知っているみたいで。彼女は19歳。私はもう来週で25になるから、6歳くらい違うのか。
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長いこと私の文章や記事を読んでくれていたから、なんだか初対面なのに、ふつうの友達以上に、私を知ってくれている気がした。19歳の彼女の素直な視点で私が大切にしていることや夢などを質問してくれて、まっすぐに改めて考える機会をもらえて、とても励まされた。

まさに、インターネットのおかげで得られた出会い。インターネットがなかったら、島根の女子高生と東京のフリーランスの新卒女子は、永遠に出会うことはなかったと思う。

 

2chに救われた中学時代

インターネットについて考えるとき、中学の頃のことを思い出す。
そもそも実のところ私は、中学時代に単調な学校生活に馴染めず、一時期不登校みたいなことをしていた。けっこういじめなども多い学校だった。誰が誰のことを嫌いで、あの子は今度から仲間はずれにしようとか、あいつは調子に乗ってるとか云々、そういう話が苦痛すぎて、もうバカバカしいから家で勉強をしていようと思いついてしばらく休んでいた時期がある。
でもその時期何度も、「なんでみんなは仲良く過ごせているのに、私はあの場を楽しめないんだろう?」と自分を責めた。なんだか世の中で私だけが気が利かない、空気が読めない人間で、他の人と感性が致命的にズレていて、この先もずっとそうなのではないかと思い始めていた。

そんなときに、とりあえずクッキーでも焼こうかなと思って「クッキー レシピ」でググったときにたまたま出てきた2chのスレがきっかけで、その後定期的にみに行くようになる。いろんな人と2ch上で話した。無職の人から、社長から、女子高生から、あらゆる人と。
私の相談に乗ってくれた人もたくさんいた。(基本的にはスレが荒らされて終わるけど。当時が今以上に殺伐としていて会話が成立しないことも多かった。)

自分が発信した言葉に、誰かが返事をくれて、誰かがおもしろがってくれて、気がついたら100個もコメントついていたり。自分は必要とされていないわけではないんだと思えたし、たまたま学校の周囲の数人の女子達のなかでうまくやれていなかっただけで、外の世界にはもっと、まだ見ぬ私の本当の友達がたくさんいるのかもしれない、と思った。当時の私にとって、それは本当に救いだった。

インターネットで新しい人と出会うことについて

同時に、「この人達と実際に会って、直接話をしてみたい」と何度も何度も強く感じた。お気に入りのスレで、「悪の秘密結社」というのがあった。何か悪だくみをしよう(というふりをして遊ぼう)という内容のしょぼいスレだったけど、そこでよく話していた人 – 性別すらわからないけど、その人のことが大好きで、本当に会ってみたかった。(該当する方がいたら連絡ください。私は当時文字通りの中二病で実年齢も中二だったので、「姫子」とかいう痛すぎるハンドルネームで活動してました。)

「趣味とか、共通の話題とかテーマとか、そういうものを起点に知らない人とコミュニケーションが起こって、そこから個別にもやりとりができて、しかも実際に会って本物の人間関係ができる」

この、当時強く実現したかった、夢見ていたことを形にしたのが、今運営しているサービスである「Lemon」。
運営しはじめて約3ヶ月。まだまだ改善しないといけない部分も多いけど、早くも仲間をみつけて起業した人がいたり、北海道の大学の人と東京の大学の人が友達になったり、お医者さんとデザイナーさんが恋人になったり、留学生同士でオフ会をしたり。
私が群馬の中学生だった頃、夢見ていた世界が実現しはじめている。

人は生まれた場所や、通っている学校のたまたま振り分けられたクラスや、入った会社の配属部署やその業界の中だけで可能性を閉じる必要はまったくないはずで、私と島根の女子高生みたいに、いつか本当の人間関係につながるような出会いは、インターネットでもっと広がると信じている。

自分のいまいる場所、所属している組織に限らない人間関係を築きたい人。もっと他の学校/業界の人とも交流したい人は、ぜひLemonを使ってくれたら、嬉しいです。
いま使ってくれている人、本当にありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

あまりにも彩子ちゃんに会えて嬉しくて、熱くなって書きました。
こういう幸せを増やすためにも、がんばります。

Lemon founder 関口舞 @mai_d_mai

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京都からきてくれた彩子ちゃん(左)と私(右)。今度は私が京都に行くね!