男女の友情は成立しうるかという命題に対して全力で「もちろん」と言えるレベルの本当にまっさらな男「友達」という存在が私の人生にはほんの数名いる。何の屈託もなく話せる、心から仲良しで、なんの妄想もそこに発生しないような仲間が。しかもそんな人に限ってなぜかさっさと結婚していった。そんな「結婚しちゃった男友達」って、なんだかとても微妙なんです。これはただの独り言です、、

 

独り言①結婚したあとの男友達は、会いづらい。

「おっとそろそろ帰らなくっちゃ」
え?まだ9時だけど。。。そっか、ご家庭があるんだもんね・・・というときの、微妙さ。そもそも私と会ってて大丈夫なんだっけ(笑)奥さん、何も思ってないよね?(笑)そんなことを気にしないといけないなんて、なんなんだよ自分は・・・・神に誓って何もないです、なのに。

「来週久しぶりに飲まない?ちょうど嫁が実家に帰ってるんだよね」
おい待て。なんで私がわざわざそんなタイミングで会わないといけないのか。我々の間に、色恋沙汰も事件も、これからだってどう見てもなさそうだよね?で、事実、ないわけです。なのになんでそんな。もしかして一応私が女だからということで、会うことは言わないでいるのかな?
今夜はひとりだから気兼ねなくゆっくり飲める、その相手として私を思いついたってわけか。なんだか惨めな気分だ。
なにこの立場。悲しい。

独り言②「お前が一番の理解者」とか言ってきたことがある。しかしそんなのはなんの薬にもならない。

わたみん家で、延々と相談に乗ってあげたよね、「彼女と別れた、喧嘩しちゃって・・・」「俺の仕事に理解がなくてさ・・・あいつ感情的で話にならなくて・・・」
「うんうんわかるよその気持ち、君の将来を考えたら今ががんばりどころだよね」「このまま喧嘩別れしちゃダメだよ!彼女にはこうやって伝えるのがいいのでは?」
「いや〜ありがと、やっぱ一番わかってくれるのはお前だわ〜。一番の理解者だわ、助かるわ〜〜もはや、男のダチって感じだなww」

はい、出ました「一番の理解者!」「もはや男友達みたい!」よくあるこのパターン!

いいんだよ男友達のつもりで接していただいて、ほんとに。もはや今更、女子扱いはべつに望んでいないから。でも思うんだけど、「女友達としてのうまみ(異性としてのときめきや色恋沙汰の予感)」もなければ、本当に男友達同士みたいなほど気軽ではない(一緒に朝まで飲むわけにもいかない、なんというかある程度の気を使う)この立場、すごく微妙で、こんなことなら本当に異性じゃなければよかったな。この「親友タイプ」の女の子って、少女マンガだと最後には報われて「やっぱりお前しかいない」なんて話になるわけだけど、現実世界ではなかなかそうはいかない。あいつは翌日、私のアドバイス通りに彼女さんに説明をして、無事に仲直りしましたよ、と。一方私はそのメールを受け取った頃、大戸屋でひとりでさんまを食べていた。旬のさんまは実に美味しかったのをよく記憶している。今ちょうどその季節ですね。

独り言③子供があまりにもかわいくて、結果何もかもが素晴らしいと感じる

で、ついに子供がうまれたりするんですよね。一緒に就職活動をしていたような、れっきとした学生だったあいつが、お父さんか・・・なんか、あの頃から彼だけが先にぐんと大人になったような焦りを感じる。それで、その子、大きくなってくると、これがまた本人にそっくりなんですよね・・・かわいい。本当に。そりゃかわいいよ、あいつ、そういえばイケメンだし、奥さんも美人だし。なんだかもう何もかもが素晴らしい。本当によかった、この子が生まれてきたんだもん、何もかもが本当によかった・・・あのとき破局したままにしなくてよかった、一部私のおかげなんじゃないのか?なんて。とにかく、死ぬほどかわいい。「あらあ大きくなって!まだこんなにちっちゃいときに抱っこしてあげたのよお〜!覚えてないかしらあ!(笑)」とか言ってくる子供の頃に苦手だった馴れ馴れしいおばさん、その存在にまさにこの自分がなってしまいそうでハッとする。まあいいや、望むところだ。

この子も、君も、幸せになってね。
それにしても全く、さっさと先に大人になっちゃって!
昔ほど無邪気に遊べなくなった、お互いに色々な事情をもつようになった。でも昔から終始一貫して、尊敬してるし大切に思っている大事な大事なお友達です。
でもなんか、気を使わないといけない微妙な立場に自分がなってしまったことに対して、ほんの少しさみしさを感じる。だからたまには、昼間でいいから、お茶でも飲もうねと、思う。学生時代みたいに意識の高い話でもして盛り上がろうねと。

さて、そこの既婚男性のみなさん。仲良くしていた女友達が「なんか最近あいつノリ悪くなったな〜」という場合、こんな心情もあるということで、ご了承ください。

さてさて、共感してくれた独身女性のみなさん。我々は少女マンガの「親友タイプの女子」みたいに、最終的には「そんな君が好きだ」と言ってくれる大親友兼彼氏と幸せになる努力をしていこう。お互い同志としてがんばっていこう。で、深夜にケーキなどをやけ食いしたい気持ちはわかるが、太って可能性を遠ざけないために、大戸屋に行ってさんまを食べよう。あ、そっちのほうが太るか?